[ ICT ]
(2016/9/5 05:00)
(ブルームバーグ)9月に入ったということは、新型「iPhone(アイフォーン)」の発表時期が来たということだ。
米アップルは先週、9月7日開催イベントの招待状を送付し、「See you on the 7th.(仮訳:7日にお会いしましょう)」という結びの言葉で期待感をかき立てた。一部の業界ウォッチャーは「7th」の使い方について、 新型アイフォーンの名称になると予想される「アイフォーン7」に7日をかけて語呂合わせしたと受け止めている。
2四半期連続の減収を報告している同社にとって、アイフォーンはなお最大の収益源であるものの、需要に疑念が生じている。このため、アップルは処理速度アップとカメラ機能の大幅改善を通じ、発売10周年の2017年に予想される大幅刷新の前にアイフォーンの販売をてこ入れしたい意向とみられる。同社はまた、腕時計型端末「 アップルウオッチ」への関心を再燃させようと衛星利用測位システム(GPS)搭載の新機種を公表する見通し。
新型アイフォーンの外観は微調整にとどまり「6」や「「6s」と似たものになるが、2本のアンテナラインを背面から除いてよりすっきりした見た目になる。画面は前回投入した2機種の4.7インチと5.5インチと同じサイズになる。ホームボタンは最新「MacBook」のトラックパッドに似た圧力感知型に改良し、ヘッドフォンジャックはなくなる。
プロセッサーはアイフォーン6で採用した「A9」の後継版で、高速処理が可能になる。日本で非接触ICカード技術様式「Felica」ベースの決済をサポートする機能を今年のモデルか来年の大幅改良の際に追加する準備をしている。
新型アップルウオッチは、より正確に健康関連データを追跡できるようGPSチップを採用し、より高速なプロセッサーを搭載する。バッテリー寿命も改善される。
原題: What to Expect From Apple’s ’See You on the 7th’ Event(抜粋)
(2016/9/5 05:00)