[ ICT ]
(2016/9/15 05:00)
(ブルームバーグ)アップルの「iPhone(アイフォーン)7」の予約状況について、最大手ベライゾン・コミュニケーションズを除く米主要携帯電話サービス各社は、従来機種を上回っていることを明らかにした。アップルの最新スマートフォンが通常よりも速いペースのスタートとなっているとの観測を裏付けた。
AT&Tのジョン・ スティーブンズ最高財務責任者(CFO)は14日の投資家コンファレンスで、「7」の予約台数は前年の水準を上回っており、「予想より好調」と語った。
この約1時間前、ベライゾンのエグゼクティブバイスプレジデント、マーニ・ ウォールデン氏は同じコンファレンスで、新型アイフォーンへのアップグレード率は「通常通りだ」と語っていた。
13日には、TモバイルUSとスプリントが「7」について、従来機種の 4倍近い予約を受け付けていると明らかにしていた。これについてベライゾンのウォールデン氏は、アイフォーンを利用している両社の顧客ベースが小さいことを考慮すれば、驚きではないと指摘。顧客ベースがはるかに大きいベライゾンの受注の数字は、TモバイルUSとスプリントと比較すれば、それほど劇的ではないと説明した。
アイフォーンの販売が2四半期連続で減少したのを受け、投資家は新機種がどの程度の人気を集めるか注視している。アップルは8日、アイフォーンの最新モデルについて、発売後最初の週末の販売台数を公表しないことを明らかにした。「7」と「7プラス」は16日に発売される。
原題: IPhone 7 Orders Up at AT&T, Sprint, T-Mobile, not Verizon (1)(抜粋)
(2016/9/15 05:00)