[ 機械 ]

JIMTOF2016、過去最大規模で開催

(2016/10/14 12:00)

 11月17日から22日までの6日間、JIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)が東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。日本工作機械工業会と東京ビッグサイトによる主催。今年は会場の東京ビッグサイト東ホールに新展示棟が完成し全館使用する。広がったスペースを活用し「JIMTOFの国際化を推進する」(花木義麿日本工作機械工業会会長)ため、海外企業を中心に出展者が増加。過去最大規模となり、交流拡大に期待が集まる。

  • 世界最先端の技術に多くのモノづくり関係者の注目が集まる(JIMTOF2014の会場)

  • 世界最先端の技術に多くのモノづくり関係者の注目が集まる(JIMTOF2014の会場)

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 JIMTOFは隔年で開催される業界随一の展示会。複合加工、大物加工、微細加工、難削材対応など、ユーザーの多様な要求に応える製品や技術が一堂に会する。マシニングセンターをはじめとする工作機械のほか、鍛圧機械、工作機器、機械工具、各種測定機器やCAD/CAM、そしてIoT(モノのインターネット)対応システムなどモノづくりを支える広範囲の分野で最新機器が集結する。各社は力を注いできた最新鋭機や新技術を披露し、生産現場の課題解決を提案する。

 今回の出展規模は5月17日現在、前回比123社406小間増の765社5509小間。このうち海外からは同58社185小間増の145社485小間で主に新展示棟で集中展示する。企画展示では「次世代に伝えたい『へら絞り』の日本の匠の技」や、福井・鯖江のめがねの作業工程を披露する。職人技術と工作機械の関わりなどが紹介される。

 JIMTOFは米国の国際製造技術展(IMTS、シカゴショー)、欧州国際工作機械見本市(EMO)、中国国際工作機械見本市(CIMT)と並び世界4大工作機械見本市に数えられる。今回の増設分を加えてもJIMTOFは出展規模比較では小さい。ただ「世界で最も早く、最先端の工作機械を見ることができる展示会」として、世界最高水準の技術力を持つ日本の工作機械の開発動向には注目度が高い。近年は中国、韓国、台湾などからの来場が目立ち、今年も広く来場を呼びかけている。

 JIMTOF2016は連日、9時から17時まで開催。入場料は当日3000円、ウェブで開幕日前日までに事前登録すれば1000円。学生は学生証を見せれば無料となる。6日間の期間中に13万人以上の来場が見込まれる。

(2016/10/14 12:00)

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