[ ICT ]
(2016/10/18 10:30)
(ブルームバーグ)米ウォルト・ディズニーが ツイッターへの買収提案を断念した理由の一つは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を手掛ける同社のサイト上で繰り広げられる言葉の暴力がディズニーの家庭的イメージを傷つける恐れがあるとの懸念だったと、経営陣の考え方に詳しい関係者が明らかにした。
ディズニーはツイッターへの買収案を検討するため、JPモルガン・チェースとグッゲンハイム・パートナーズの投資銀行2行をアドバイザーに起用するほどで、経営陣はツイッター幹部による事業説明にも耳を傾けたと、関係者が匿名を条件に語った。
ツイッター買収断念の理由はほかにもあり、同社が赤字を出しながらも時価総額が120億ドル(約1兆2450億円)近いことも影響した。ディズニーの時価総額はその12倍ほどだが、買収実施となれば大規模案件となるため、一部の大株主が買収への懸念を示したとも関係者は明かした。
原題: Disney Said to Have Dropped Twitter Pursuit Partly Over Image(抜粋)
(2016/10/18 10:30)