[ ICT ]
(2016/10/18 19:00)
(ブルームバーグ)米アップルは米カーネギーメロン大学の著名な人工知能(AI)研究者であるルス・サラクトディノフ氏を採用した。グーグルや マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの競合他社に後れを取っている機械学習の分野で巻き返しを図る。
サラクトディノフ氏は17日、ツイッターで同大での職務に加え、AI研究ディレクターとしてアップルに加わると明らかにした。同氏はアップルの機械学習の専門家を募集する求人情報へのリンクを掲載している。
テクノロジー企業が研究を向上させ、「Siri(シリ)」などの音声アシスタントの予想精度を高める上で機械学習の重要性はさらに増している。シリはユーザーに選ばれる音声アシスタントの座を「グーグル・アシスタント」やマイクロソフトの「コルタナ」、アマゾンの「アレクサ」と競っている。
サラクトディノフ氏は今年に入りカーネギーメロン大学に移籍。それ以前はトロント大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)に勤務していた。AIの音声・画像認識技術で重要なニューラルネットワークが専門。
原題: Apple Hires Carnegie Mellon AI Academic to Push Machine Learning(抜粋)
(2016/10/18 19:00)