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(2016/10/24 05:00)
【広島】鳥取地震の被害は倉吉市を中心とする鳥取県中部に集中し、地元企業に大きな影響をもたらした。しばらくは同規模の余震が警戒される中、企業各社は一部停止していた生産ラインを順次動かすなど、復旧に向けた作業に尽力している。
鍛造品メーカーの明治製作所(鳥取県倉吉市)は社員は全員無事だったが、工場に被害が出て修理を必要とする設備があるという。社員総出で設備を直し、「24日、月曜日からの本格稼働再開を目指している」(総務部)。
高圧ガス容器メーカーの神鋼機器工業(同)では、事務機器が倒れたり、工場設備がずれたり動いたりした。
ただ「中心となる設備に致命的な被害は出ていない」(担当者)。月曜日以降、手探りで設備を動かしながら、設備不良の状況を探るとしている。
プレス金型とプレス部品メーカーの寺方工作所(鳥取県北栄町)でも被害が出た。工場の壁が落ちて窓が割れ、水道管が破裂し一部が水浸しになった。中心設備のプレス機が動いて、鋼板供給ラインにズレが出た。このためプレス機械メーカーを呼んで修理を急ぐ。
ジャパンディスプレイ鳥取工場(鳥取市)は車載用パネルの生産ラインを一部停止していたが、動かせる所から順次、復旧作業を進めている。24日には全面稼働を再開できる見通しだ。
(2016/10/24 05:00)
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