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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/10/31 14:30)
日本郵船、商船三井、川崎汽船は31日、コンテナ船事業を統合すると発表した。2017年7月に3社が3000億円を出資して新会社を設立し、18年4月に事業を始める。新会社のコンテナ船の世界シェアでは6位となり、売上高規模は2兆円となる。池田潤一郎商船三井社長は同日都内で開いた会見で、3社のコンテナ船事業の統合を「歴史的転換点」と説明した。
新会社の出資比率は日本郵船が38%、商船三井、川崎汽船がそれぞれ31%となる。3社は事業統合で、競争力の強化や運航の効率化などを推進。年間で約1100億円の統合効果を見込む。コンテナ船の運賃市況は低迷が続き、世界ではM&A(合併・買収)や経営破たんが相次ぐなど、業界再編が進んでいた。事業構造の改革が迫られる中、競合関係にあった3社が、主力のコンテナ船事業を切り離して統合する。
(2016/10/31 14:30)