- トップ
- 政治・経済ニュース
[ 政治・経済 ]
(2016/11/1 05:00)
大企業の収益は拡大傾向にあるが、製造業を中心に中小企業の生産性は伸び悩み、その格差は広がっている。親事業者と下請け事業者の取引環境の改善を通してサプライチェーン全体の“稼ぐ力”を高め、経済の好循環を生む「未来志向型の取引慣行に向けて」(世耕プラン)を公表した世耕弘成経済産業相に、政策の焦点、働き方改革などについて聞いた。(編集委員・鈴木真央、古谷一樹)
―世耕プランの狙いと浸透状況は。
「正当な取引がなされれば、大企業に集中するアベノミクスの果実を中小企業も享受でき、賃上げや設備投資につながる。経団連や自動車、電機・IT業界、繊維業界などに申し入れた。年内に自主行動計画を大筋策定していただければ、年度末の(各社が下請け事業者に要請する)単価見直しにぎりぎり間に合う。新たな課題にも対応するためしつこくフォローアップする」
―2次、3次下請けになると中小企業同士の関係になります。
...
(残り:836文字/本文:1,236文字)
(2016/11/1 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。