[ 政治・経済 ]
(2016/11/12 05:00)
東京都の小池百合子知事は11日の定例会見で、東京都がアジアナンバーワンの国際金融都市の地位を取り戻すため、新たに知事を含めた金融専門家らによる「国際金融都市・東京のあり方懇談会」と、事務方レベルの「海外金融系企業の誘致促進等に関する検討会」の二つの組織を設置すると発表した。
国際金融都市・東京のあり方懇談会は、金融の活性化や海外の金融系企業が日本に進出する際に障害となる構造的な課題を洗い出し、解決のための抜本的な対策を検討する。メンバーは小池百合子都知事、稲野和利日本証券業協会会長、佐山展生インテグラル代表取締役パートナー、ジョナサン・B・キンドレッド国際銀行協会会長ら15人体制とする。初会合は25日に開く。
もう一つの「海外金融系企業の誘致促進等に関する検討会」は、資金運用会社やフィンテックを誘致促進するため2017年度から着手可能な対応を実務面から検討する。第1回会合は16日に開く。メンバーは東京都と金融庁の実務担当者に加え、小林真五日本政策投資銀行経営企画部企画審議役、丸山弘毅FinTech協会代表理事ら10人。
(2016/11/12 05:00)