[ ICT ]
(2016/11/16 18:00)
(ブルームバーグ)米マイクロソフトはイーロン・マスク氏の人工知能(AI)研究グループ、オープンAIと提携することで合意した。大規模な試みの大半で自社のクラウドシステム「アズール」を使用するという。
オープンAIは、エヌビディアの画像処理装置(GPU)をベースに強力なクラウドコンピューティングサービスを提供するマイクロソフト・アズールの仮想マシン「Nシリーズ」の初期の顧客だった。マイクロソフトとオープンAIは15日、ブログへの投稿で、AI研究やその利用を進展させる手法について協力していくことも明らかにした。
マイクロソフトはユーザーとの会話で自動的にタスクを行うマシンやボット、プログラムを含むさまざまな分野におけるAI研究と製品開発に資金を投じている。サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)はAIの発展に伴い、倫理的ルールや恩恵を拡散する方法を確立する必要性を論じてきた。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズや宇宙ベンチャー企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)を率いるマスク氏は、ベンチャーキャピタルのYコンビネーターのサム・アルトマン社長らと手を組み、昨年12月に非営利のオープンAIを創設した。
原題: Microsoft, Elon Musk’s AI Group Strike Partnership, Cloud Deal(抜粋)
(2016/11/16 18:00)