三菱重工とＪＡＸＡ、防衛通信衛星搭載のＨ２Ａ３２号機を来年１月打ち上げへ

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  １１月に打ち上げたＨ２Ａロケット３１号機

三菱重工業と宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は、国産ロケット「Ｈ２Ａ」３２号機で防衛省のＸバンド防衛通信衛星「きらめき２号」を種子島宇宙センター（鹿児島県南種子町）から２０１７年１月２４日１６時４４分―同日１７時５８分の間に打ち上げる。高度３万８０００キロメートルの静止軌道に投入後、同年３月末から運用を始め３０年度に運用を終了する予定。

打ち上がれば、防衛省独自のＸバンドによる防衛通信衛星となる。Ｘバンドは曇りや雨でも通信が途切れにくいという長所がある。

１号は１６年７月に打ち上げ予定だったが、輸送中の事故により現在修理中。１８年３―９月に南米のフランス領ギアナから欧アリアンスペースのロケット「アリアン５」で打ち上げる。さらに３号機を２０年度内に打ち上げ、３機体制を目指す。　

Ｈ２Ａは今回の打ち上げに成功すると３２機中３１機が成功したことになり、成功率は９６・９％となる。