[ 金融・商況 ]
(2016/12/10 05:00)
9日の東京株式市場は1ドル114円の円安や前日の欧米株高を受けて続伸、日経平均株価の終値は前日比230円90銭高の1万8996円37銭で、年初来高値を更新した。前日にECB(欧州中央銀行)が金融緩和の継続を決定したことで、円安株高に。取引時間中に一時日経平均1万9000円の節目を超えるなど、終始強い相場展開だった。
東証1部は全33業種中、電気・ガス、機械を除く31業種が上昇。鉱業、石油・石炭製品のほか、株式市場の堅調を背景に証券業が上昇した。
来週は日銀の短観発表や米国のFOMC(米連邦公開市場委員会)など経済イベントが山積み。米国の来年の利上げ回数の見通しなどを材料に、ボラティリティーの高い相場となりそうだ。
(2016/12/10 05:00)