[ 地域経済 ]
(2016/12/10 05:00)
東京都の小池百合子知事は9日の定例会見で、2017年度東京都予算編成に対する知事ヒアリングを12日から20日まで実施すると発表した。都議会各会派の要望を反映させる政党復活予算(200億円)を廃止して、知事が各団体から直接、意見や要望を聞く場を設ける。今回は東京都トラック協会、東京都中小企業診断士協会など57団体を選定した。1団体あたり約15分間ヒアリングする。その模様はインターネット中継ですべて公開する。
ヒアリングする団体は、補助金や委託料などの予算を1億円以上計上している団体を基本とする。このうち、都民生活向上に関わる事業を行う団体や業界の意見を代表する団体、都政に寄与する団体という、三つの視点から選定した。区市町村の代表である特別区長会、東京都市長会、東京都町村会の3団体も含む。
小池知事が就任して初の本格予算編成となることから「見える化、ワイズスペンディング(賢い使い方)、都民ファーストのキーワードを盛り込んだ予算にする」と意欲を語った。都民の声を最大限予算に反映し、都民ファーストの都政を実現する構えだ。
(2016/12/10 05:00)