- トップ
- エレクトロニクスニュース
- 記事詳細
[ エレクトロニクス ]
(2016/12/15 05:00)
シャープと台湾・鴻海精密工業グループが共同運営する大型液晶パネル工場「堺ディスプレイプロダクト」(SDP、堺市堺区)が、主要顧客である韓国サムスン電子へのテレビ用パネル供給を2017年から停止することが14日分かった。SDPはパネル事業の収益改善のため、サムスンと価格交渉を進めていたが、条件が折り合わず、供給中止をサムスンに通知した。
SDPの液晶パネル生産量は年間1000万枚規模で、このうちサムスンへの供給分は300万枚程度とみられる。SDPはサムスン以外の供給先を鴻海の販売ルートで確保する考え。一方、サムスンは競合する韓国LGディスプレイにパネルの供給を緊急要請したもようだ。
SDPは大型液晶パネルの販売価格が下落して採算が取れず、赤字の状態。資金不足に陥っており、シャープと鴻海はSDPの増資を検討している。現在はシャープと鴻海グループがそれぞれ37・61%を保有する。
(2016/12/15 05:00)
関連リンク
電機・電子部品・情報・通信1のニュース一覧
- TDK、EV向け積層セラミックコンデンサーの開発加速 本荘に試作ライン(16/12/15)
- ダイキン、業務用マルチエアコン6機種を発売(16/12/15)
- IoTの目、開く(3)進化するセキュリティー−不審物持つ人、画像から抽出(16/12/15)
- 堺ディスプレイプロダクト、サムスン向けテレビ用パネル供給停止(16/12/15)
- セイコーエプソン、伊にデジタル捺染印刷の研究施設2カ所開設(16/12/15)
- セミコン・ジャパン開幕−異業種からの出展目立つ(16/12/15)
- 米グーグルの持ち株会社、自動運転車部門を分社化(16/12/15)
- EU、ネット通話サービスなどでプライバシー規制強化へ(16/12/15)
- アリペイ、フィンランドの「サンタクロース村」で使用可能に(16/12/15)
- 米アップル、発売延期の「AirPods」が購入可能に(16/12/15)