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[ 科学技術・大学 ]
(2016/12/30 05:00)
量子科学技術研究開発機構(量研機構)量子ビーム科学研究部門の橋本和幸上席研究員らは、がん治療用のベータ線と画像診断用のガンマ線を同時に放出する放射性同位元素(RI)「放射性銅67」を、従来の100倍以上の効率で大量生成する手法を開発した。従来法は、がんの診断・治療に必要な量を作るのが難しかった。新手法により、銅67を使ったがん診断・治療薬の実用化が期待される。
千代田テクノル(東京都文京区)との共同研究。成果は28日、日本物理学会の欧文誌電子版に掲載された。
銅67を使うことで、がん細胞への薬剤の集積度をガンマ線で画像診断しながら、ベータ線でがんを攻撃できる。こうした診断と治療を市販のRIで行う場合、診断用のRIと治療用のRIを組み合わせる必要がある。
一般にRIは、加速器で加速した陽子や原子炉で得た中性子を原料物質に照射し、その原料物質の原子核中の陽子や中性子をはじき出す手法で...
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(2016/12/30 05:00)
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