【電子版】東芝、財務体質悪化で米原発部品メーカーの買収取りやめ

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東芝は２０日、米電気設備メーカーのＡＺＺから原子力発電所向け部品事業を買収する計画を取り止めたと発表した。東芝は米原子力発電事業で巨額損失が発生する見通し。財務基盤の悪化が避けられないことから、買収を断念した。代わりにＡＺＺと原発部品事業における協業契約を交わした。

東芝は２０１６年に米原子力子会社「ウエスチングハウス（ＷＨ）」を通じ、ＡＺＺの子会社「米ニュークリアロジスティクス（ＮＬＩ）」の原発部品事業の買収を決めた。１６年末までに手続きを完了する計画だった。