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[ 科学技術・大学 ]
(2017/1/30 05:00)
産業技術総合研究所機能化学研究部門スマート材料グループの神徳啓邦研究員と松澤洋子主任研究員、木原秀元研究グループ長らは、カーボンナノチューブなどのナノ炭素材料で簡単に薄膜を作る技術を開発した。ナノ炭素材料の分散液に紫外光を当てるとその部分に薄膜が形成される。電池電極や配線などに提案していく。
ナノ炭素材料の周囲にまとわりついてナノ炭素材料を有機溶媒に溶かす分散剤を開発した。紫外光を当てると分散剤の構造が変わってナノ炭素材料から外れ、ナノ炭素材料が溶媒に溶けられなくなり、基板上に沈殿して膜になる。ポリエチレンテレフタラート基板上に厚み20ナノ―30ナノメートル(ナノは10億分の1)の薄膜の作成できた。
(2017/1/30 05:00)