[ 科学技術・大学 ]

「STAP」問題から3年−研究不正、防止へ着々

(2017/1/30 05:00)

STAP細胞に関する論文が発表されたのは2014年1月30日の英科学誌ネイチャー。それから3年が経過し、改訂された文部科学省の研究不正行為への対応に関する指針を受け、大学や研究機関では不正防止に向けた取り組みを着実に進めている。(小寺貴之、斉藤陽一、冨井哲雄、大阪・小林広幸)

理研・文科省、改革を断行

STAP細胞は、当時理化学研究所の研究員だった小保方晴子氏らが発表した論文によると、オレンジジュースのような弱酸性溶液に体細胞を浸すだけで、脳や臓器など、さまざまな細胞へと変化する万能細胞になるとされた。だがその後、データの改ざんや文章の盗用などが指摘され、内容に疑惑の目が向けられた。

  • 理研は改革を余儀なくされた(会見する野依良治氏(右)=当時理事長)

理研自らが調査した結果、STAP細胞はES細胞(胚性幹細胞)に由来するものと断定、14年7月にネイ...

(残り:2,030文字/本文:2,430文字)

(2017/1/30 05:00)

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