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[ 科学技術・大学 ]
(2017/2/3 05:00)
カタツムリといえば、危険が迫ると殻に閉じこもってやり過ごすのが一般的なイメージだ。ところが、自分の殻で敵を殴りつける好戦的なカタツムリが発見された。天敵のオサムシが近づくと殻を振り回し、相手をノックアウトする。決して引きこもらない。
北海道大学の森井悠太学術研究員は北海道とロシアで“脳筋タイプ”のカタツムリを発見した。どちらのカタツムリも筋肉質で視力が弱く、反射的に戦う。外見も行動もそっくりだが、遺伝子解析から別々に進化したことが分かった。
脳筋カタツムリは「子どものころから殻を振り回す。この行動は遺伝子に刻まれている」のだという。ただ、殻の巻き数が体に比べて少なく、引きこもろうにもこもりきれない事情がある。闘争は必然だった。「引きこもりとの中間種はいない。とがっていないと生き残れないのだろう」。
(随時掲載)
(2017/2/3 05:00)
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