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[ 環境・エネルギー ]
(2017/2/11 05:00)
出光興産と昭和シェル石油の合併に出光の創業家が反対している問題で、浜田卓二郎氏ら創業家の代理人を務めていた弁護士が10日、代理人を辞任したことを明らかにした。浜田氏らは両社が4月を目指していた合併の無期限延期を決めたことで「一つの目標は達成できた」とのコメントを同日発表した。出光の経営陣が創業家に求めている直接協議の行方に影響しそうだ。
代理人だった浜田弁護士、神部健一弁護士がそれぞれ所属する浜田卓二郎事務所(東京都港区)、第一中央法律事務所(同中央区)の両法律事務所とも出光の件から完全に手を引いたという。合併に関する出光経営陣との交渉を巡り、創業家と意見の相違が生まれたためとみられる。
浜田弁護士らは出光が2016年末に英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルグループから、昭和シェル株を議決権ベースで31・3%取得して以降、出光側の代理人と、当事者間の直接協議について話し合いを行っていた。
(2017/2/11 05:00)