[ 機械 ]
(2017/2/11 05:00)
DMG森精機が10日発表した2017年12月期連結業績予想(国際会計基準)は、工作機械の受注増や前期の構造改革費用がなくなることなどで、営業利益が前期比11・2倍の220億円になる。売上高は同0・9%増の3800億円と横ばいを見通す。16年12月期の営業利益は19億円だったが、日本の会計基準では約130億円相当だった。
16年12月期に実施した日本、欧州、中国の工場閉鎖や非中核事業の撤退などの構造改革の結果、営業利益段階で約100億円のプラス効果を見込む。米国現地法人は16年10ー12月期に黒字転換し、17年12月期は黒字を計画した。
所在地別の需要予想は日本、南米、中国が上向き、欧州、北米は中程度以上の水準で横ばいとした。売上高予想は為替変動を読みにくいため、微増にとどめた。森雅彦社長は、日本勢の17年受注高が、「当初1兆2500億円と思ったが、今は1兆3000億円くらいに少し強気にみている」と、市況が上振れるとみている。
(2017/2/11 05:00)