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[ 金融・商況 ]
(2017/2/16 05:00)
突然の決算発表延期、米国子会社での巨額損失、主力である半導体事業の売却―。経営再建どころか迷走の印象が強くなった東芝に対し、市場の失望感が鮮明になっている。昨年末の巨額損失発覚以来、株価は下落基調だったが、14、15の両日で約2割値下がりした。右肩下がりの株価チャートは、東芝問題の先行きを暗示している。(鳥羽田継之)
◇ ◇
東芝は9日16時に「2016年4―12月期連結決算を14日12時に開示する」と発表。実はこの発表は、一部の投資家に好感されていた。損失拡大などマイナス発表があるなら、証券取引が終わる15時以降に発表するはず。12時の発表はプラス材料がある表れ、と受け止められた。投資家の期待を受け10日、13日の株価は大幅高。9日終値から2日間で約10%上昇した。
だが、投資家の期待は裏切られた。予定時刻になっても決算は発表されず、さらに海外子会社での巨額損失や半導体部門の株式...
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(2017/2/16 05:00)
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