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【電子版】先週の注目記事は?(解説付き)

(2017/2/28 05:00)

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8位 NECと富士通、サイバー防衛体制を再構築 世界でAIが常時監視

9位 東芝半導体新会社、株の過半売却決定へ-「主導権の確保」焦点

10位 深層断面/アスクル物流倉庫、東京ドーム1個分焼損−鎮火めど立たず、業績に暗雲

■解説:NECと富士通、サイバー防衛体制を再構築 世界でAIが常時監視

 1位は米国で、2位が日本、3位イタリア、4位豪州、5位ポーランド…。これは2016年6月にサイバー攻撃を受けた国を多い順に並べたランキングだ(AutoFocus調べ)。日本が多いのはなぜかというと、攻撃者にとってお金になるため、と言われている。とくに最近はファイルを暗号化して開けないようにし、復号化する代わりに身代金(ランサム)を取るランサムウエアや、重要データの奪取を狙った標的型攻撃が目立つ。いずれも個人だけでなく、企業の業務に多大な影響を及ぼすため、要注意だ。

 攻撃と防御は戦闘の基本だが、ことインターネットでは、防御に対して攻撃が圧倒的に優位に立つ。というのも、サイバー攻撃に必要なマルウエアや自動化ツールキットなどがネット上で手軽に入手可能であることがまず挙げられる。加えて、容易に金儲けできることから、腕に覚えのある人材が攻撃する側に流れ、防御の裏をかく「悪の技術革新」の進展も驚くほど速まっている。個人や企業は、サイバー空間では攻撃側が上手ということを常に念頭に置いて、日頃から対処を怠らないことが求められる。

(2017/2/28 05:00)

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