[ 政治・経済 ]
(2017/3/2 05:00)
日米両政府が、麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領をトップとする分野横断的な経済対話について、4月中旬に日本で開催する方向で調整していることが分かった。複数の政府関係者が2日明らかにした。インフラや貿易、投資など広範な分野を議論する。
日程は、麻生氏が4月20日からワシントンで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため、その直前の同18日ごろを軸に検討している。
麻生氏は2日の参院予算委員会で、「4月から交渉を開始することになっている。G20があるから、早めに来てもらおうと下打ち合わせをしている段階だ」と語った。
経済対話の設置は、2月の安倍晋三首相とトランプ大統領の会談で合意した。首相はペンス氏の早期訪日を要請し、トランプ氏も受諾していた。実現すれば、トランプ政権発足後初の副大統領の訪日となる。
日米の経済分野では、世耕弘成経済産業相が月内にも訪米し、ロス商務長官との会談を目指している。(時事)
(2017/3/2 05:00)