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[ 科学技術・大学 ]
(2017/3/3 05:00)
東北大学大学院工学研究科の野村慎一郎准教授らは、たんぱく質とDNAを組み合わせてアメーバ型分子ロボットを開発した。たんぱく質の駆動力をDNA分子を介して細胞膜に伝える。光に応答して変形やランダムな遊走を繰り返す。今後、薬剤放出機能や走行機能を追加し、培養細胞のメンテナンスロボの実現を目指す。
微小管たんぱく質の動きをDNA分子をクラッチのように働かせて細胞膜に伝える。DNA分子は光に反応して放出されるため、アメーバロボは光に応答して変形する。
現在は遊走する方向を選べない。今後、周囲に誘導因子を並べるなどして走行機能を持たせる。
他の研究室にはアメーバロボを冷凍して開発プラットフォームとして提供可能。たんぱく質合成システムをアメーバロボの中に組み込むなど、連携して機能開発を進める。
(2017/3/3 05:00)