[ ICT ]
(2017/3/24 18:00)
(ブルームバーグ)モンブランは先週、高級ブランドを展開するスイスのフィナンシエール・リシュモン傘下でスマートウオッチを発表する初のブランドとなった。
グーグルのウエアラブル端末用ソフトウエア「アンドロイド・ウエア2」を搭載する「モンブラン・サミット」は、「アップルウオッチ」やライバルのスイスブランド、タグ・ホイヤーの「コネクテッド・ウオッチ」に対抗することを目指す。
タグ・ホイヤーと同様、モンブランのスマートウオッチは同ブランドのファンをターゲットとしている。外観のデザインをクラシックな手巻き式腕時計「モンブラン1858」に似せることで、古くからのファンのほか、腕時計を付け慣れていなくても個性的な外観のスマートウオッチを試す可能性があるミレニアル世代も引きつけたいと考えている。
モンブランのジェローム・ランベール最高経営責任者(CEO)は「モンブランがイノベーションに根差し、現代のプロフェショナルが必要とするものに対応するということを、サミットが新旧の顧客に示してくれればと思っている」と語った。
同CEOは「現在のモンブランの顧客はデジタルの世界に生きており、コネクティビティー(接続性)が成功の鍵となる」と述べた。
モンブランのスマートウオッチは盤面が直径46ミリと大きめだが、それには理由がある。「この曲面ガラス製の盤面は大型であるため、ユーザーはさまざまなアプリを使いやすいほか、メッセージや電子メールのやりとりもしやすい」と説明した。
(2017/3/24 18:00)