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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/3/29 05:00)
【千葉】成田国際空港は28日、保安強化や利用者へのサービス向上のための機器を相次いで導入し、公開した。29日から国際線旅客の保安検査にボディースキャナー(写真)を使用する。また、手続きと待ち時間の削減に向け、30日から自動手荷物預け機の運用を始める。自動手荷物預け機を国際線へ導入するのは、国内で初めてという。
ボディースキャナーは、国土交通省が2016年度から主要空港で進める先進的保安機器による保安検査高度化の一環。X線検査に比べ、健康への影響も少ない。ドイツのセキュリティー機器メーカー、スミス・ハイマンの「エコー」を、全旅客ターミナルの国際線保安場に計10台設置する。ミリ波により金属・非金属の異物を検知し、モニターの人型画像上に表示する。入場から画像確認まで12―20秒程度で、検査時間も短縮できる。
自動手荷物預け機は第1旅客ターミナルに4台設置する。利用者自身で預け入れ手続きを完了できる。14カ国語で操作でき、訪日外国人の増加にも対応する。
まずは4カ月間の試行導入とし、その後本格導入する計画。成田国際空港は待ち時間削減に向け、自動チェックイン機の導入も進めている。
(2017/3/29 05:00)