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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/4/3 05:00)
製薬各社がアジア事業を強化する。田辺三菱製薬はタイに現地法人を立ち上げ、一部を除き委託販売から自社販売に切り替える。中外製薬は中国での骨粗しょう症薬発売をにらみ、医薬情報担当者(MR)を増やす検討を始めた。日医工は東南アジアで後発注射剤を展開し、3―4年後に売上高10億円とする。日本は薬価制度改革で事業環境が厳しさを増しており、各社は安定した成長が見込める海外事業を拡大する。
田辺三菱はタイ・バンコク市に全額出資で現地法人を設立し、3月に医薬品の輸入許可を得た。従来は狭心症薬「ヘルベッサー」や高血圧薬「タナトリル」の現地販売を外部業者へ委託してきたが、早ければ4月から自社で販売を始める。
従来、東南アジアではインドネシアとシンガポールに拠点を置いていた。タイ子会社の開設を、現地での販売強化の布石とする。成長に向け、M&A(合併・買収)関連の調査もする。
中外製薬は2018年に中国で予...
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(2017/4/3 05:00)
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