[ ロボット ]
(2017/4/14 05:00)
日立製作所は、MonotaRO(モノタロウ)が茨城県笠間市に新設した物流拠点「笠間ディストリビューションセンター」に小型・低床式の搬送ロボット「ラックル」を154台納入した。商品が保管されている棚を、ラックルが下から持ち上げて棚ごと指定位置まで自動で搬送する。作業者のピッキング作業を容易にして物流拠点の省人化や生産性向上に貢献する。納入額は非公表。
今回、日立はラックルと25の無線基地局、4基の制御システムを納入した。ラックルは人手の作業者に比べ約3倍の搬送能力を持つ。データ分析のノウハウを生かして分析すれば、搬送効率を一層高めることも可能という。
同センターは敷地面積が約9万400平方メートル、1日当たり最大4万件の出荷能力を持つ。モノタロウは工業用間接資材を皮切りに自動車整備業や工事業、厨房(ちゅうぼう)、農業、医療分野向けへと、商材のカテゴリーを拡大している。
(2017/4/14 05:00)