[ ロボット ]
(2017/4/14 05:00)
国内外の自動車メーカーが開発を競う「自動運転車」の実用化に向け、制度面を検討している警察庁は13日、ドライバーが乗車せず遠隔制御で走行する無人運転車の公道実証実験について「許可制」とし、事前に警察官が走行審査を行うなどの許可基準案をまとめ公表した。
現行の道交法はドライバーの乗車を前提としており、実用段階では改正が必要となるが、実験段階は道路使用許可によって可能とするルールを定めた。基準案について一般から意見を募った上で、都道府県の各公安委員会規則を改正。今夏にも各地の警察で許可申請を受け付ける見通し。
新たな道路使用許可の基準案では、警察の運転免許試験官らが実験車両に乗車して、ブレーキやアクセルなどの遠隔制御が可能かなどを審査する。保安基準に適合した車両を使い、一般の交通の妨げとならない場所で行い、通信に異常が確認された場合に自動で安全停止できることなどが許可の条件。
(2017/4/14 05:00)