[ 自動車・輸送機 ]

EVスーパーカー、GLMがコンセプト車公開 19年量産目指す

(2017/4/19 05:00)

  • 公開した量産型EVスーパーカー「GLM―G4」のコンセプト車

電気自動車(EV)版のフェラーリを目指す―。京都大学発EVベンチャーのGLM(京都市左京区、小間裕康社長、0774・39・8822)は18日、量産型EVスーパーカー「GLM―G4」のコンセプト車を報道陣に公開した。4ドア4人乗りの四輪駆動スーパーカーで、最高出力は400キロワット(540馬力)、最大トルクは1000ニュートンメートルを実現した。量産開始は2019年を想定。発売時の価格は4000万円を計画する。

専用開発の高効率・高出力なモーターを車両前後に2機搭載し運動性能を高めた。2機のモーターがそれぞれ回転力を調整する制御技術により、走行時の動力を最大化。発進から時速100キロメートルまでの到達時間は3・7秒、最高時速は250キロメートルとした。航行距離は、欧州標準試験モード(NEDC)で400キロメートルを可能にした。

今後、電子制御系やパワートレインなどの改良を重ね、19年の発売後には日本や欧州、新興国市場をターゲットにトータルで1000台の販売を目指す。小間社長は「日本の革新的な技術をつぎ込んだ」と自信を見せた。

(2017/4/19 05:00)

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