[ ICT ]
(2017/4/21 12:00)
(ブルームバーグ)米アップルは動画や楽曲のプレイリスト、新曲を1カ月間集中的に提供することで新人ミュージシャンのプロモーションを行うプログラムを導入する。音楽配信サービス「アップル・ミュージック」を通じて、アーティストへの直接投資を強化する。
「アップ・ネクスト」プログラムから恩恵を受ける最初のパフォーマーは、昨秋にデビューアルバムをリリースした24歳のアトランタ出身の歌手、6LACK(「ブラック」と発音する)だ。アップルは20日、6LACKの短編ドキュメンタリーやレコーディングの様子を撮影した動画、アップル・ミュージックのラジオ局「ビーツ・ワン」でのインタビューを発表した。
アップルは今後1カ月にわたり、6LACKの楽曲をアップル・ミュージックのプレイリストやビーツ・ワン、「iTunes(アイチューンズ)ストア」で宣伝する。他のアーティストについても同様のプロモーションを今後数カ月かけて行う方針だ。
アップルの幹部は今回のキャンペーンによって、より多くのアーティストや顧客をアップル・ミュージックに呼び込むことを期待している。アップル・ミュージックの2015年6月以来の加入者数は2000万人を突破。ライバルのユーチューブやパンドラ・メディア、スポティファイがこぞってミュージシャンをサポートする中で、アップルはアーティストがスターになるのを支援できると証明しようとしているほか、動画や楽曲を独占的に提供することでファンを引き付けたい考えだ。
(2017/4/21 12:00)