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[ 科学技術・大学 ]
(2017/4/24 05:00)
11月にも国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在に入る宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金井宣茂宇宙飛行士の訓練が最終段階に入った。元医師としてのキャリアを生かし、他の宇宙飛行士よりも一層質の高い科学実験の成果を目指す。一方、昨年10月にISSから帰還した大西卓哉宇宙飛行士は、JAXAがISSで実施する次のマウス飼育実験のため、宇宙での実体験を生かしていく。(冨井哲雄)
【メンバーと連携】
ISSで長期滞在するには、そこで働く宇宙飛行士の地上での訓練が必須だ。すでに金井氏は、米航空宇宙局(NASA)やロシアにあるISSやロシア宇宙船「ソユーズ」の実物大の訓練施設を利用し、ISSで一緒に滞在するメンバーとの共同訓練の準備を始めた。金井氏は、「火災の発生や施設に穴があくなどの事故の際、メンバーで連携し対処する訓練を行う」と説明する。
そうした訓練の中で、金井氏は今までの宇宙飛行士にない...
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(2017/4/24 05:00)
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