[ ICT ]
(2017/5/1 16:00)
(ブルームバーグ)米アルファベットは検索エンジン子会社グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)に対し、またしても巨額報酬を付与した。
アルファベットが4月28日に当局に届け出た資料によると、ピチャイCEOの2016年分の報酬は1億9970万ドル(約223億円)相当。これで3年連続、億単位での付与となった。金払いの良いテクノロジー業界でもあまり例のない話で、他の業界では事実上皆無だ。
ピチャイ氏は15年にCEOに昇格。人工知能(AI)とクラウドという2つの重要分野でグーグルの事業拡大を指揮してきた。昨年は主力の広告事業のほか、クラウドやハードウエアなども伸びた。
ピチャイ氏の16年の報酬の大半は、議決権のないクラスC株27万3328株。CEOを続けていれば19年末にかけて付与される。15年は約1億ドル、14年は8月に株式報酬で約2億5000万ドルを付与されたことが届け出で分かっている。当時は同氏の報酬についてアルファベットに報告義務はなかったため、巨額報酬の理由は明らかになっていない。同社広報担当者はコメントを控えた。
(2017/5/1 16:00)