[ 医療・健康・食品 ]

「西日本食品産業創造展」、17日にマリンメッセ福岡で開幕

(2017/5/10 05:00)

  • 今年の展示会でも多数の出展者が最新の機器を使って実演を行う

  • 3日間で約2万人が来場の予定

 日刊工業新聞社は17日から19日まで福岡市博多区のマリンメッセ福岡で「西日本食品産業創造展」を開く。九州地域などの食品産業振興を目的とした催しで、今回で27回目を迎える。今回も全国から約200社が出展し、外食・中食、製菓・製パン、農産品加工などの業界に向けて、最新の機器やサービスを紹介する。また、展示場内では業界団体によるコンテストや講習会を連日実施する。さらにセミナー会場では「商品開発と売り場づくり」など多様なテーマの講演を約40本開く。17日と18日は商談中心のビジネスデーとなっている。会期中約2万人の来場を見込む。

 展示場内は業種やテーマごとにブースを区分けした展示構成となっている。展示ブロックの柱の一つである外食・中食(弁当・総菜)・給食産業ブロックでは洗米機をはじめ、業務用炊飯器、おにぎりロボット、すしロボットなど米飯の加工機器や装置を展示する。また厨房(ちゅうぼう)機器ではオーブンやフライヤー、製麺機などを紹介する。

 もうひとつの柱である衛生・品質管理ブロックは出展者数が前年の28社から31社に増え、ブロック別では最多の出展者数となった。異物混入防止装置や防虫対策ブラシ、X線異物検査機といった食品を外部からの異物混入を防ぐ装置を展示。食品衛生検査機器や食中毒対策など食の安全を守る機器やサービスも紹介する。

 このほか、製菓・製パン機器ブロックでは和洋菓子や製パンの最新機器を展示するほか、包装資材ブロックでは多種多様な包装機械を紹介する。

 また、日刊工業新聞社と福岡県中小企業振興センターが昨年、連携・協力協定を結んだのを記念し、両者による共同ブースを設置する。福岡県内の企業28社が6次産業化や農商工連携などで商品化した自慢の製品を展示、PRする。

 会場内に10カ所あるイベントコーナーでは業界団体主催によるコンテストや講習会、実演などを連日開く。

 コンテストでは福岡県洋菓子技術コンテスト大会をはじめ、小麦粉と全粒粉を50%以上使ったパンのコンテスト、和菓子職人による工芸菓子コンテスト、四季の創作和菓子コンテスト、コーヒーを使ったお菓子のコンテストなど多様な内容のコンテストを実施する。

 実演や講習会もさまざまなテーマで実施する。洋菓子に関してはミニ講習会「フィラデルフィアクリームチーズを使ったワンランク上のお菓子」「北海道チーズと九州食材のマリアージュ」がある。和菓子では国家検定制度合格技能士による和菓子講習会を実施。イベントコーナーは展示の華やかさだけでなく、学び、体験できるさまざまな内容の構成となっている。

 食品業界の最新情報を伝えるセミナーは会期中、合計40本開催する。セミナーのテーマは食品表示法をはじめ、機能性食品、洋菓子店の2世や3世によるパネル討論会など多種多様だ。会場はマリンメッセ福岡内4会場に分かれており、2階にセミナーA、B、Cの3会場、3階がD会場となっている。

 17日は日刊工業新聞社と福岡県中小企業振興センターとの連携協定締結記念セミナーを実施する。13時からセミナー会場Aで「実録、現場主義からの売れる!商品開発と売り場づくり」と題し、福岡県中小企業振興センターの江藤央康氏が講演する。

 セミナー会場Aでは18日13時から「洋菓子店二世・三世のオーナーシェフに聞く」と題しパネル討論会を開く。3人オーナーシェフをパネリストに迎え、家業を継いだ経緯やうれしかったこと、悩みなどを語ってもらう。19日は10時半から上野流通戦略研究所の上野祐子代表取締役が「『売れる加工・調理』と食品加工マーケティングの視点」をテーマに講演する。

 また、西日本機能性食品開発研究会実行委員会の主催セミナーがC会場を中心に3日間を通して約20本ある。「熊本県の特産品を活用した機能性食品の開発」「天然多糖類と健康」「大豆食品の新しい魅力」などテーマはさまざまだ。

 セミナーは事前登録制。事前予約で定員数となったセミナーもあるが、空きがあれば各会場入り口で受け付ける。

→【特集】第27回西日本食品産業創造展

(2017/5/10 05:00)

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