[ ICT ]
(2017/5/24 05:00)
NTT西日本は、独自アルゴリズムで分析した睡眠状態を、生活改善に役立てる取り組み「ピールズ」を始めた。第1弾として、学生の睡眠状態と学習履歴の相関性を明らかにして生活習慣の改善を促す実証実験を6月中旬に始める。NTT西は今後、学習意欲や集中力を向上するサービスとして、実証環境と分析事業をセットで実施する。塾や学校に向けて、17年度中の商業化を目指す。
すららネット(東京都千代田区、湯野川孝彦社長、03・5283・5158)のインターネット学習教材を使用する中学生約50人を対象に、6週間実施する。体験者は就寝時に、脈拍数などを測定するリストバンド状の計測器を着用する。ベッドには、睡眠時間などを計測する帯状の薄型センサーを敷く。
これらの収集データと、正答率などの学習履歴の相関性を独自アルゴリズムで分析。分析結果を体験者にフィードバックして睡眠改善を促し、学習力の向上につなげたい考え。
(2017/5/24 05:00)