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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/5/25 05:00)
【札幌】西野製作所(北海道室蘭市)など北海道内の中小企業9社が主体となり、共同開発した寒冷地仕様の電気自動車(EV)を2018年4月にも発売する。EVの販売時期は当初目標から半年以上前倒しする。大手リース会社とリース販売契約を結ぶ予定。釧路市動物園(北海道釧路市)で走行試験も実施しており、仕様や価格を今後詰める。
新型EV「ネイクルTYPE―Y」は、道内中小企業と中小企業基盤機構北海道本部で構成する「北海道発EV研究開発・利活用プロジェクト」が製作し、2016年開催の札幌モーターショーに出展した試作車を改良した。キタキツネに模した形で車体に特殊なコーティングを施したウレタン材を採用するなど、寒冷地仕様としての機能を高めた。
釧路市動物園の担当者らがEVに乗車し、試験走行した。3月の釧路市役所での試験走行を含めて、実際の使用に向けた要望に対応するなど協議を進めていきたい考えだ。EVの販売はリース、割賦譲渡、一括譲渡を想定する。各方式での具体的な価格については、検討していく。
今後、EVは窓をつけるなど「ver.2」に改良する。ver.2は、7月20日に札幌市内で開催する「北洋銀行ものづくりテクノフェア」で披露する予定だ。
同プロジェクトの参加企業である光源舎オートプロダクツ(北海道北広島市)の斉藤賢一社長は、「17年中に契約を結び、18年4月に納車ベースで販売を始めたい。こんなEVがあることを個人や法人を含めて知ってもらいたい」と話す。
(2017/5/25 05:00)
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