[ ICT ]

【電子版】「アンドロイドの父」が開発した謎のスマホ公開、先行予約を開始

(2017/5/31 05:00)

  • 「エッセンシャルフォン」の外観。右は360度対応のカメラユニットを取り付けた状態(エッセンシャルの資料から)

耐衝撃性の高いチタン・セラミックス外装に、ぐるり360度カメラも

アンドロイドOSの父、アンディー・ルービン氏による独自のスマートフォンがついにベールを脱いだ。同氏の立ち上げた米エッセンシャル(カリフォルニア州パロアルト)が開発した「エッセンシャルフォン」がウェブ上に公開され、先行予約を開始した。画面のほぼ端から端までがディスプレーというスマートフォンの本質的な機能と美しさを追求した製品で、リアカメラの部分に取り付け、周囲360度の風景をぐるりと撮影できる後付けのレンズユニットも用意した。

軽量・薄型、高級感に加え、落下の衝撃にも耐えられるよう、チタン製の本体と背面にはセラミックスを配した。5.71インチの高精細液晶ディスプレーはフロントカメラの部分を残すようにして、文字通りエッジからエッジまで表示面全体をディスプレーで埋め尽くすように設計。その一方で、本体には会社名やブランド名のロゴが一切入っていない。本体価格は699ドル、360度カメラを含めると749ドル。

アンドロイドOSに対応。プロセッサーにはクアルコム製8コアの「スナップドラゴン835」、カメラはフロント8メガピクセルで8Kの動画撮影もできる。13メガピクセルのリアカメラは、背面への出っ張りをなくした世界最薄デュアルカメラ。RAMが4ギガバイト、記憶容量128ギガバイト。本体色はブラックムーン、ステラーグレイ、ピュアホワイト、オーシャンデプスの4色。

リアの2つのカメラのうち一つはカラー、一つはモノクロームのセンサーとして使用。モノクロームのセンサーは通常のカラーのCMOSセンサーに比べ光をより多く取り込めるため、これら二つのセンサーを組み合わせることで、暗い場所でも色合いが豊かで詳細な画像が撮影できるという。

(2017/5/31 05:00)

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