[ ICT ]
(2017/5/31 12:00)
【ニューヨーク時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムの株価が30日、初めて1000ドル(約11万1000円)の節目を突破した。1997年の上場時に2ドルに満たなかった株価は20年で500倍に膨らんだ。急成長するネット通販市場で大きなシェアを占める同社への期待は依然強い。
アマゾン株は、前週末まで7営業日連続で上伸。この日も朝から買いが入り、一時1001.20ドルを付けた。時価総額は4786億ドル(約53兆1200億円)に達し、米企業ではアップル、グーグル親会社のアルファベット、マイクロソフトに次ぐ4位。日本企業トップのトヨタ自動車の約2・7倍となった。
アマゾンは従来の店舗型の小売り各社が業績不振に苦しむ中、増収増益を確保。実店舗中心の米ウォルマート・ストアーズの時価総額はアマゾンの約2分の1だ。
最近の米株式市場では「成長が期待できるハイテク株の買いが目立っている」(日系証券)。アルファベットの株価も初の1000ドル台が目前だ。
(2017/5/31 12:00)