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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/6/4 13:00)
(ブルームバーグ)米ジェットブルー・エアウェイズとデルタ航空は、搭乗券の代わりに顔・指紋認証技術を使った搭乗手続きを米国内2カ所の空港で試験的に導入する。セキュリティーチェックを強化すると同時に空港混雑を緩和させる業界レベルの取り組みの一環。
ジェットブルーの5月31日の発表文によると、6月からボストンとアルバのクイーン・ベアトリクス国際空港を結ぶ路線でプログラムを開始する。同プログラムは乗客の写真をパスポートやビザの写真と照合するというもの。デルタはワシントンで指紋認証の導入に取り組んでおり、いずれは搭乗券に代わる手続きとなる可能性がある。
欧州のKLMは2月、アムステルダムのスキポール空港で顔認証技術を使った搭乗手続きを開始。デルタも5月、ミネアポリスの空港に顔認証による自動の手荷物預け入れ機を試験的に設置すると発表した。
ジェットブルーでは乗客がプログラムに参加するための事前登録などは必要ない。同社は米税関・国境警備局(CBP)のほか、航空会社向け情報技術(IT)を提供するSITAと協力している。
(2017/6/4 13:00)