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(2017/6/8 05:00)
7日開幕した「スマートファクトリーJapan2017」(日刊工業新聞社主催)の併催展である「バイオマスエキスポ2017」(バイオマスエキスポ実行委員会主催)には、24社・団体がブースを連ねた。バイオマスボイラや木質ガス化コージェネレーション(熱電併給)装置、木材チッパーなど関連機器のほか、燃料不足を補う木質ペレットやパームヤシ殻(PKS)の出品もあり、サンプルを手に取って品質を確かめる来場者の姿もあった。また、コージェネでは排熱利用で植物工場とシステム化する事例が目立った。
トーヨーエネルギーソリューション(東京都中央区)は、独ティッセンクルップの日本における木質ガス化発電設備事業を買収して初出展。メタン発酵ガス化発電と2本柱で本格的な事業展開を始めた。
中外炉工業は3月に初受注した竹と樹皮を利用する有機ランキンサイクル(ORC)方式のコージェネシステムを紹介。
竹は国内に豊富な資源量があり、竹イノベーション研究会(佐藤研一代表=福岡大学工学部教授)はバイオマス資源として多様な活用方法を提案した。
農業・食品産業技術総合研究機構や森林総合研究所、国際農林水産業研究センターなど研究機関はパネル展示を中心に、成果を熱心に説明していた。一方、会場内の特設フォーラム会場では、昼休みを挟んで夕方まで8テーマの講演・セミナーが企画された。全プログラムを通じ、定員150人の会場はほぼ満席だった。
(2017/6/8 05:00)
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