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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/29 05:00)
【名古屋】中部大学は2018年4月入学者用試験から、高校までの活動報告(ポートフォリオ)などを参考に学びたい学科への入学意欲などで合否を判定する「AOポートフォリオ入試」を導入する。得意なことや好きなことを生かしつつ、大学で何を学ぶか目的意識の高い学生に入学してもらい、個性を引き伸ばす教育や研究につなげる。まず全学定員の7%にあたる184人を募集。2年目以降徐々に増やしていく考えだ。
AOポートフォリオ入試では、大学で何を学びたいか、そのためにどんな成果を挙げてきたかを重視する。大学で学ぶことを想定しながら、高校までに得意分野などでの勉強に注力してもらうことが狙いだ。これにより、「中学や高校での学習態度が良い方に変わる可能性がある」(石原修学長)と期待する。
18年4月の入学者用のAOポートフォリオ入試は17年10月に行う。試験日に各学部の講義や実習を行い、その成果も評価する。また面接で高校までの資料や記録、写真などの活動報告などを用いて入学意欲をアピールしてもらう。入学にふさわしい基礎学力があるかどうかも判断する。
18年4月に宇宙航空理工学科を開設予定の工学部や応用生物学部など全7学部で募集する。各学科や専攻ごとに1―30人の枠を設けている。この入試での成績優秀者約50人は入学料を免除する。
(2017/6/29 05:00)