[ 機械 ]
(2017/7/4 05:00)
日本オートマチックマシン(東京都大田区、水野雅文社長、03・3756・1433)は、小型サーボプレス「RSP」シリーズに、前後方向に材料を搬送できる門型「G(ゲート)タイプ」を追加した。一括受注契約(ターンキー)を強化するのが狙い。標準価格は「RSP500G」が274万円(消費税抜き)。電機・電子部品、自動車部品向けにGタイプのみで年間100台の受注を目指す。
RSP500Gは、本体寸法が幅558ミリ×奥行き882ミリ×高さ799ミリメートル。加圧能力は49キロニュートン(5トン)で、ストローク数は毎分200回。C型フレーム構造のため作業域が広く、材料搬送や治工具設置の際にフレームとの干渉を避けられる。
ラインアップ追加に合わせて、位置決めを担う回転台(インデックステーブル)の受注生産も始めており、サーボプレスユニットを同装置に搭載するなど、顧客仕様に合わせたターンキーマシンとして提供する。
インデックステーブルは、本体寸法が幅、奥行き、高さともに1000ミリメートルほどで、テーブル直径は450ミリメートル。6ステーション配置したテーブルが、1ステーションずつ動いてプレス加工するため、ロボットなどの自動搬送装置を取り付ければ作業員を省ける。
日本オートマチックマシンは顧客仕様に合わせたターンキービジネスに軸足を移しており、「自動化、無人化を求める顧客要望に応え、インデックステーブルの生産を始めた」としている。
(2017/7/4 05:00)