[ ICT ]
(2017/7/5 21:30)
(ブルームバーグ)音声認識機能付きスピーカー端末を巡る競争がさらに激化している。中国のアリババ・グループ・ホールディングは、アマゾン・ドット・コムが販売する「エコー」のような製品を発表したほか、中国競合のテンセント・ホールディングス(騰訊)と百度(バイドゥ)も開発を進めている。
アリババは1カ月の試用期間中の最初の1000人にスピーカー端末「天猫ジェニーX1」を499元(約8330円)で発売する。これは349ドル(約4万円)のアップル「HomePod(ホームポッド)」や約180ドルのアマゾンのエコーよりも安い。
テンセントの劉熾平社長は5月のインタビューで、数カ月以内に自社製品を投入する方針を示している。バイドゥはこの日、独自で開発した「DuerOS」を披露した。
アリババ製のスピーカー端末は、音声による指示で音楽ストリーミングやニュース放送、スケジュール管理機能を提供する。さらに、4億5000万人のアクティブユーザーを抱える同社のオンラインショッピングを容易にする可能性もある。中国では8月8日に正式発売されるが、ディスプレーは搭載していない。
(2017/7/5 21:30)