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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/7/7 05:00)
旭硝子は6日、業界最高水準の光透過性能を実現した導光板用ガラスを開発し、液晶パネルメーカー最大手の韓国LGディスプレイに採用されたと発表した。LGディスプレイからの大量受注を受け、8月にも海外工場で量産を始める。
2015年に発売した液晶テレビ向け導光板用ガラス「XCV(エクシーブ)」の原料などを見直して改良した。光の透過性能を業界最高水準に向上させたほか、高輝度画面に対応可能な耐熱性を備えつつ、厚さを2ミリメートルから1・8ミリメートルに落とした。
樹脂製の導光板と比較した場合、剛性は20倍以上になり、熱による変形は約8分の1に抑えられるという。
導光板は薄型の液晶テレビに使われる「エッジライト型」光源からの光を受け、液晶パネルを裏側から照らす。樹脂製が主流だが、ここにきて剛性が高く、熱変形が少ないガラス製の導光板の採用が増えている。
(2017/7/7 05:00)
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