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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/10 05:00)
トヨタ自動車は米テキサス州で北米新本社(写真)を稼働させた。総額約1100億円を投じ、米国内4カ所に分散していた製造、販売、金融、渉外などの統括機能を新本社に集約。1000人以上の新規雇用者を含め、年内に約4000人の従業員が勤務する予定だ。組織を効率化し、意思決定の迅速化や社内連携の強化につなげる。
現地時間6日に開いた開所式にはトランプ米大統領がコメントを寄せ、「製造業を米国に取り戻すことは最優先課題の一つ。北米トヨタの取り組みを誇りに思う」と称賛した。北米統括会社社長を務めるトヨタのジム・レンツ専務役員は「連携やイノベーションを生み出し、意思決定を加速できる」と述べた。
トヨタは2014年、北米拠点の機能集約を進める「北米ワントヨタ」構想を公表。テキサス州プレイノの約40万平方メートルの土地に新本社を建設してきた。製造や販売などはプレイノに集約する一方、研究開発や調達などはミシガン州アナーバーへの移転を進める。
トヨタは1月、米国内で雇用拡大を求めるトランプ大統領に呼応する形で、米国に今後5年間で約1兆1000億円の投資計画を発表。今回の新本社建設費もこれに含まれる。このほかインディアナ州やケンタッキー州の既存工場の刷新にも投資する計画だ。
(2017/7/10 05:00)
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