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[ エレクトロニクス ]
(2017/7/12 12:30)
【シリコンバレー時事】東芝の半導体事業売却をめぐり、提携相手の米ウエスタンデジタル(WD)は11日、米カリフォルニア州上級裁判所が東芝のWDに対する情報遮断措置を差し止める仮処分を出したと発表した。同裁判所は28日に審問を開き、処分の是非を改めて判断する。
東芝は6月下旬、半導体子会社「東芝メモリ」の売却をWDが妨害しているとして、WDへの情報を遮断する対抗措置を取った。同裁判所は東芝に対し、WDが合弁事業の工場や情報システムにアクセスするのを禁じる根拠を示すよう命じた。
WDは声明で「決定はわれわれの主張の正当性を示すものと考えている」と強調。東芝は「不服であり控訴する」とコメントした。
WDは同裁判所に半導体事業の売却差し止めも請求しており、この審問は14日に開かれる予定。これとは別に今月上旬に東芝による情報遮断を禁じる仮処分を申し立てていた。
(2017/7/12 12:30)