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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/14 05:00)
川崎重工業は2018年度までに、国内の航空機エンジン2工場に180億円を投じる。明石工場(兵庫県明石市)に航空機エンジン部品の熱処理工場を新設するほか、西神工場(神戸市西区)で低圧圧縮機用IBR(動翼部と内側のディスク部を一体化した部品)の生産ラインを増設する。航空機エンジン部品は為替変動の影響を受けやすい上、新規開発プログラムに参画すれば初期投資がかさむ。生産性向上と設備増強の両立で、収益基盤を底上げする。
18年度末をめどに明石工場内に熱処理工場を整備する。建屋面積は約2250平方メートルで、浸炭炉や焼き入れ炉といった新規設備を導入する。現行の熱処理工場の老朽化と増産に伴う措置。エンジンのケーシングやギア部品、産業用ガスタービンや航空機エンジンのブレード(羽根)などを担い、熱処理能力を高める。真空炉を設置している別棟の工場もすでに増設した。
熱処理工場の整備を含め、航空機エンジ...
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(2017/7/14 05:00)
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