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[ 環境・エネルギー ]
(2017/7/17 05:00)
東京電力フュエル&パワー(東電FP、東京都千代田区)と三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、石炭火力発電所で発生するトラブルの予兆を検知するモデルを構築、その有効性を確認した。これまで蓄積してきた過去の設備トラブル事例を用いて実証。緊急停止の回避や計画外停止期間の短縮など、運転可能な時間割合の向上につなげた。
両社は具体的なサービス提供に向けて、同モデルをフィリピンのティームエナジーが運営するパグビラオ発電所に導入した。過去のトラブル事例を分析するほか、リアルタイムな稼働状況を把握することで、トラブル検知の精度を高める取り組みを進めている。
国内外の発電所の設備データと同モデルを、IoT(モノのインターネット)基盤上で運用する。2017年度中をめどに、東南アジアの石炭火力発電所を対象としたサービス提供を始める計画だ。
東電FPの常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)を活用し、同モデルを構築した。実証ではボイラの配管に穴が開いて蒸気が漏れ出す「チューブリーク」を1カ月前に予知できるなど、一定の成果を得た。
(2017/7/17 05:00)
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