[ 機械 ]
(2017/7/15 23:30)
台湾のプレス機械大手、協易機械工業(SEYI)は、今秋をめどに、日本に初めての自社拠点を設立する。保守サービスや成形支援のための事務所で、まずは台湾から技術者を1人駐在させる。同社は複雑な部品を作るのに向くサーボ方式のプレス機械の開発を機に、2013年に日本事業を本格化した。サービス体制を拡充し、販売増につなげる。
愛知か埼玉を候補に事務所を設ける。SEYIは主に顧客に成形の助言を行い、13年から同社製品を扱う日本の代理店が中心になり、営業や保守サービスをする。より充実した支援のため、年内にも実機を設置する考えだ。17年は日本で前年比2倍の20台の販売目指す。
SEYIは台湾株式市場上場のプレス機械大手。11年に同社初のサーボプレスを発売し、中国や欧米、日本で自動車部品向けで販売を伸ばしている。日欧の自動車部品大手や欧州の商用車メーカーなどに大型プレスを納入した実績がある。また、米テスラモーターズの家庭用充電器向けを受注したという。
(2017/7/15 23:30)